583系シュプール号'98〜99


冬の583系のメイン、「シュプール」号ですが、今年もいろいろと変化が ありました。JR西日本の583系は、485系との併結運転が今年はなくなり、 単独の11連で毎日運行されています。また、昨シーズンまで「1/6号」だっ た年末年始のみの運用が、今年は「5/4号」と下りが遅くなり、区間も神戸 (鷹取)までとなってしまいました。こちらも7連となり、毎日運転の 「3/2号」にモハネを1ユニット取られて短くなってます。これにより、 1/7より運転されている「野沢・苗場」号も7連と短くなってしまいました。 さらについに普通車指定席扱いとなっていたサロネが外されてしまったのも 大きな変化と言えるでしょう。
対してJR東日本の方では、勝田の485系がE653系に置き換えられたことに より、新たに「シュプール猪苗代」に「蔵王」と同じく短い6連ながら運用 されることになりました。反面「上越」の上りが廃止され、編成は9連なが らも上りは回送となってしまいました。
以上の変化があった583系「シュプール」ですが、運用されている編成を含 めてお伝えします。

JR西日本:
以下の編成で運用されていました。

                Tnc M'n Mn  M'n Mn  Ts  M'n Mn  M'n Mn  Tnc
                581 582 583 582 583 581 582 583 582 583 581
12/30 9513M B2+  28  74  74  73  73 103  68  68  78  78  35
12/31 9513M B1+  24  71  71  18  18 102  53  53  85  85  25

                  Tnc M'n Mn  Ts  M'n Mn  Tnc
                  581 582 583 581 582 583 581
12/30 回9933M B3-  30  50  50 101  45  45  29
12/31 回9933M B4-  22  75  75  29  87  87  37
3/22  回9938M B4-  22  75  75  29  87  87  37

備考
            Tnc M'n Mn  M'n Mn  Ts  Tsn M'n Mn  Tnc
            583 582 583 582 583 581 582 582 583 581
1/4 501M B5  28  89  89  66  66  16  5  102 102  33 「きたぐに」
B2にはB4から、B1にはB3から中間の1ユニットが回されて11連で「シュ プール妙高・志賀3/2号」に、抜かれたB3とB4は「シュプール妙高・ 志賀5/4号」に運転されていました。B3とB4はATS-P設置施工済車なので これがそのまま「シュプール野沢・苗場」号に入っているものと思われ ます。「きたぐに」にはB5/B6がこの時期限定同様で運用されるのです が、1/4にB5が入っているのを確認しています。今年は東日本からの借り 入れはなかった様なので、万が一故障など発生した場合には、「きたぐ に」の自由席車に485系を投入することで対応するんじゃないかと思われ ます。毎度のことながら、この時期の運用には厳しいものがあると思い ます。
今まで「シュプール野沢菜^H・苗場」には帰省時期と運転時期の関係で 見ることができなかったのですが、たまたま3/20-22と明石の実家に行っ たので、なんとか見ることができました。3/21越後湯沢発はB4で、今年 からは新しい専用のヘッドサインが掲出されていました。


DJ(鉄道ダイヤ情報)誌によると上りの折り返しは鷹取となっています が、実際には西明石以西で折り返しており、須磨以西でも回送の姿を見る ことができました。上記画像は明石駅での撮影です。(8時40分ちょっと 前に通過)

JR東日本:
以下の編成で運用されていました。

                  Tnc M'n Mn  M'n Mn  Tnc
                  583 582 583 582 583 583
1/14 9107M N22+21  12  98  98  94  94  17
1/14 9109M N27     26  11  11  14  14  13

2/2  9107M N21+22  8  106 106  83  83  3
2/5  9109M N22+21  12  98  98  94  94  17

3/2  9107M N21+22  8  106 106  83  83  3
3/5  9109M N22+21  12  98  98  94  94  17

                 Tnc M'n Mn  M'n Mn  Ts  M'n Mn  Tnc
                 583 582 583 582 583 581 582 583 583
1/17 回9732M N25  6   84  84  16  16  35  99  99  9
2/10   9711M N27  26  11  11  9   9   24  14  14  13
3/5  9711M N26+24 23  62  62  26  26  3   15  15  15
こちらは1か月に一度青森に交番検査で帰る他は、出向運用になってお り、編成が共通の「蔵王」と「猪苗代」で編成交代はあるかもしれない ものの限定運用となっています。
1月
「蔵王」「猪苗代」は運転開始の14日、あるいはその2日前に青森から 回送されてきた編成で、「蔵王」には更新車のN21と22が半分づつ使用さ れています。「猪苗代」はN27から中間3両抜かれた編成となってます。
2月の編成は「蔵王」が1月と逆の編成(N22と21)となってます。
「猪苗代」には1月の「蔵王」編成が使われてました。
「上越」には1月の「猪苗代」の編成を元の9連に戻した編成になって いました。
3月の編成は「蔵王」と「猪苗代」は2月と同じ編成が使われました。
「上越」にはN26の東京寄り6両と、N24の青森寄り3両の混成となって ました。これで今シーズンの運用がすべて運転終了と共に終わることに なります。


「シュプール蔵王」の回送(新宿駅1番ホーム)1/14


「シュプール猪苗代」(上野駅16番ホーム)1/14
愛称幕が「急行」表示で、どちらかというと「津軽」「あおもり」の 雰囲気


猪苗代にはどのコマが使用されるのか期待したが、回送から始まって


試運転

臨時と回った所で止まった。それではあまりにもなさけない。。。(1/14)

「上越」は1/4発の上り「はくつる82号」を帰区させないで大宮所で寝台 から座席への転換および整備を行って(10日ほど出先で休んで)運用され ている。N25の9連そのままの編成で、これ位の長さは欲しいものである。


「シュプール上越」の回送(土呂駅)1/17
先頭はクハネ583-9で、反対側(公式側)はなんと白文字車番に。。。


寒冷地を早朝に走るのでパンタはダブルパンタを上げている。他ではもう めったに見られないカッコよさ。。。


「シュプール猪苗代」(上野駅16番ホーム)3/5


「シュプール上越」(上野駅15番ホーム)3/5


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