715系の方向幕の変遷(仙台(1000番代)編)

注:方向幕の情報は、名古屋大学鉄道研究会方向幕調査委員会とNIFTY-Serve 鉄道 フォーラムより提供をいただきました。よって、これら情報を執筆者および提供者 に無断で引用または転載することを禁じます。引用または転載を希望される方は連 絡をお願いします。



仙台電車区 715系1000番代 側面・電動

番号は対照表の番号を示す。番号の後の [ は白幕を示す。番号の前の※は、前回 からの変更箇所を示す。(ただし、全面変更の場合は示さない)

S62. 8.調査
  1 回送
  2 ■■(黒)
  3 臨時
  4 黒磯
  5 白河
  6 郡山
  7 松川
  8 福島
  9 庭坂
 10 藤田
 11 白石
 12 大河原
 13 岩沼
 14 仙台
 15 利府
 16 松島
 17 小牛田
 18 一ノ関

登場直後ではなく、JR化後の内容である。20コマ拡大を行なわなかったのか、18コマし か設定がない。黒磯〜一ノ関(利府支線を含む)間と、奥羽線庭坂までの広域な運用に ついていた。2番黒幕というのは何の為に用意されたのか不明であるが、他に聞いたこ とがないコマである。

H2. 7.調査
  1 回送
※ 2 愛子
  3 臨時
  4 黒磯
  5 白河
  6 郡山
  7 松川
  8 福島
  9 庭坂
 10 藤田
 11 白石
 12 大河原
※13 須賀川
 14 仙台
※15 矢吹
 16 松島
 17 小牛田
 18 一ノ関

奥羽線が新幹線工事の始まった頃の内容である。仙山線愛子までの運用を受け持つこ とになり、変更されている。H2.3からH2.9までの短い期間の運用であった。また区間 運用の増加に伴い、変更されているが、仙台近郊の運用から他に回されていることが その内容からうかがえる。

H5. 12.調査(H4. 9.調査時と変化なし)
  1 回送
※ 2 試運転
※ 3 石越
  4 黒磯
  5 白河
  6 郡山
  7 松川
  8 福島
  9 庭坂
 10 藤田
 11 白石
 12 大河原
 13 須賀川
 14 仙台
 15 矢吹
 16 松島
 17 小牛田
 18 一ノ関

H5.12改正で幕が交換される直前の内容である。仙山線の運用を失ったこともあって 区間運用用に変更されている。臨時のコマが消え、試運転のコマが追加されているの が面白い。奥羽線工事に伴い、標準軌になってしまったのでH3.11改正で奥羽線の運 用も失った。

H6. 1.調査
  1 [
  2 黒磯
  3 白河
  4 矢吹
  5 須賀川
  6 郡山
  7 松川
  8 福島
  9 藤田
 10 白石
 11 大河原
 12 岩沼
 13 利府
 14 仙台
 15 松島
 16 小牛田
 17 石越
 18 一ノ関

改正に伴い、直後に幕が交換された様で、交換後の内容である。東北線の駅の順番に 並べ換えられている。H7.3改正およびH7.12改正で701系電車の投入に伴い、715系に 廃車が始まり、H10.3改正をもって奇しくも九州の0番代と共に運用を離脱した。



                            解説:佐藤 哲也
            方向幕データ提供:名古屋大学鉄道研究会方向幕調査委員会
                     NIFTY-Serve 鉄道フォーラム