419系の方向幕の変遷(1997.-2.21更新)

注:方向幕の情報は、名古屋大学鉄道研究会方向幕調査委員会とNIFTY-Serve 鉄道 フォーラムより提供をいただきました。よって、これら情報を執筆者および提供者 に無断で引用または転載することを禁じます。引用または転載を希望される方は連 絡をお願いします。



金沢運転所 419系 側面・電動

番号は対照表の番号を示す。番号の後の [ は白幕を示す。番号の前の※は、前回 からの変更箇所を示す。(ただし、全面変更の場合は示さない)

S62. 8.調査
  1 回送
  2 [
  3 直江津
  4 糸魚川
  5 青海
  6 泊
  7 魚津
  8 富山
  9 高岡
 10 富山−高岡
 11 金沢
 12 松任
 13 小松
 14 大聖寺
 15 福井
 16 武生
 17 敦賀
 18 米原
 19 [
 20 [

JR化後の内容である。419系だけはコマ数を20に拡大(581系登場当初は両端の2コ マは予備で、設定できないようになっていたが、向日町の車両は18コマではどうし ても不足するので、両端の2コマも設定できるように改造されていた。18コマ対応 で20コマを操作すると1〜18ではなく、2〜19が設定される(1コマずれる)ことに なる。幕が同じならば18コマと20コマで表示がズレることはない。) されていた様 である。実際には回送を除いて18コマでも当時は問題なかった様であるが。富山〜 高岡間の区間運転用に双方の行先を示したコマが用意されているのが珍しい。運転 区間は北陸線米原〜直江津間で両端区間が直流であるが故に交流専用とはならなかっ たのである。区間としては今でもほとんど変わらない。

S63. 4.調査
  1 回送
※ 2 芦原温泉
  3 直江津
  4 糸魚川
  5 青海
  6 泊
  7 魚津
  8 富山
  9 高岡
 10 富山−高岡
 11 金沢
 12 松任
 13 小松
 14 大聖寺
 15 福井
 16 武生
 17 敦賀
 18 米原
 19 [
 20 [

改正により芦原温泉行が運転されることになったのでコマが追加されている。

H3. 1.調査
※ 1 [
  2 芦原温泉
  3 直江津
  4 糸魚川
※ 5 快速 富山
  6 泊
  7 魚津
  8 富山
  9 高岡
※10 木ノ本
 11 金沢
※12 快速 金沢靱大聖寺
 13 小松
 14 大聖寺
 15 福井
 16 武生
 17 敦賀
 18 米原
 19 [
 20 [

改正により、快速に使用されるようになったことと、木ノ本止ができたので、廃止ま たは担当を外れた列車のコマが変更されている。なぜか20コマ対応ながら、19,20コマ が使用されないままとなっている。また、回送のコマが白幕に変更されて消えている。

H5. 10.調査
※ 1 普通
  2 芦原温泉
  3 直江津
  4 糸魚川
※ 5 黒部
  6 泊
  7 魚津
  8 富山
  9 高岡
※10 近江今津
 11 金沢
※12 長浜
 13 小松
※14 大聖寺(高岡・金沢間快速)
 15 福井
※16 武生(高岡・金沢間快速)
 17 敦賀
 18 米原
 19 [
 20 [

改正毎に金沢近郊から、ラッシュ時の混雑を避けるため県境のローカルに転用され、 運用区間は大きく変わらないものの、湖西線北東部のDC列車置き換え等にまわされ た。また、坂田〜長浜間直流電化に変更された為、そのあたりの変更が加えられて いる。回送のコマがなくなって普通のコマを用意したのは汎用性を持たせるつもり であろうか?快速の運用は一部区間快速運転の上り2本のみとなり、ほとんど専用 のコマが用意されている。

H6. 12.調査
  1 普通
  2 芦原温泉
  3 直江津
  4 糸魚川
  5 黒部
  6 泊
  7 魚津
  8 富山
  9 高岡
 10 近江今津
 11 金沢
 12 長浜
 13 小松
※14 福井(富山・金沢間快速)
 15 福井
 16 武生(高岡・金沢間快速)
 17 敦賀
 18 米原
 19 [
 20 [

さらに改正に伴う変更で、大聖寺行が福井行になったので変更されている。武生行 の区間快速は廃止された。715系は次期近郊型車両の増備により、置き換えがはじまっ ているが、ここ北陸線では413系への改造も中断され、全車延命工事を受けており、 ここしばらくは運用区間の変更はあるものの、安泰であると思われる。なお、H7冬 に15編成に霜取りパンタを増設し、電化以来初めて七尾線に乗り入れたが、幕への 対応は未確認である。

H 9. 2.調査
※ 1 [
  2 芦原温泉
  3 直江津
  4 糸魚川
  5 黒部
  6 泊
※ 7 七尾
  8 富山
  9 高岡
 10 近江今津
 11 金沢
 12 長浜
 13 小松
 14 福井(富山・金沢間快速)
 15 福井
※16 武生
 17 敦賀
 18 米原
 19 [
 20 [

上述の七尾線乗り入れに対応した幕の一部変更であると思われる。所属が配置以来の 金沢運転所から福井地域車両部敦賀派出所にH8.3改正で移動しているが、大勢に影響 はない様である。

H12. 4.調査
  1 [
  2 芦原温泉
  3 直江津
  4 糸魚川
  5 黒部
  6 泊
※ 7 魚津
  8 富山
  9 高岡
 10 近江今津
 11 金沢
 12 長浜
 13 小松
※14 大聖寺
 15 福井
 16 武生
 17 敦賀
 18 米原
 19 [
 20 [

七尾線乗り入れの期間は短く、またH11年3月改正で運用全区間において快速運転も増 えたが、その前辺りからこの幕に取り替えられていた様で、運用のなくなった七尾と 快速表示の幕は外され、代わりに魚津と大聖寺が復活した。相変わらず近江塩津の幕 は設定されず、快速列車時の幕もない。



                            解説:佐藤 哲也
            方向幕データ提供:名古屋大学鉄道研究会方向幕調査委員会
                     NIFTY-Serve 鉄道フォーラム